-Protocol-
蛍光減衰防止剤
市販のもの
ProLong (Molecular Probes) 高価だが効果良好。
SlowFade, SlowFade Light (Molecular Probes)
FluoroGuard (Bio-rad)
PermaFluor(Lipshaw/Immunon; Pittsburgh, Pa,
USA)
Vectashield(Vector)
自作のもの
1)FITCに対しては高pHのTris-buffered glycerolにPPD(1%)やDABCO(5~10%)を加えたもの。
2)自作減衰防止剤
A液:ポリビニルアルコール(シグマTYPE II) 20g
1Mトリス緩衝液(pH9.0) 5ml
グリセリン 10m
水 75ml
B液:5% DABCO(1,4-diazobicyclo[2.2.2]octane)
A液とB液を等量混ぜて、水酸化ナトリウムか塩酸でpH8.7に調製。
* ポリビニルアルコールのせいか、凍結すると細胞の形態が壊れることが
あります。
* 標本を凍結保存する必要がある場合には、緩衝50%グリセリンを基剤と
するものを使う。
3)自作減衰防止剤
準備するもの
Glycerol(比重1.25)90ml = 11.25g
DABCO(1,4-diazobicyclo[2.2.2]octane
C6H12N2:FW =112.2
腐食性、吸湿性! これが退色防止剤
PBS(-) (filtrated;0.45μm) 6ml
pH調整用 1N NaOH
pH測定器(ex;pHBOY,pH試験紙)
60℃まで上げられる水槽インキュベーター
プロトコール
2.5g DABCOを100mlマイヤーに入れる
11.25g glycerolを加え、60℃の水槽インキュベーターで温めながら溶かす(溶け
にくいが、がんばる)
6ml PBS(-)を加える
スターラーで混ぜながら1N NaOHを滴下し、pH8.5に合わせる
適当なチューブ(15ml FALCON tubeなど)に分注する。
長期的な保存の時は4℃で。
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