募集要項新着情報
労働環境の記載が厳しいため、本募集が教授選考対策ではというご指摘を受けて
いますが、実際に病理診断を責任を持って行える先生を求めております。
教授選考会への応募を考慮されている優秀な人材が、本募集を見て応募を差し控え
られるのは本意ではありません。
本募集では、都合の良い言葉を並べて募集しても、実際に着任されてから思って
いた状況と異なると思われても困りますので、現状をありのままに記載してます。
ただ、言葉が少し行き過ぎている部分もあり、修正しました 。
1)緊急募集の背景
2026年3月末に現教授が退任となり、病理診断を責任を持って行える人材が不足
します。病理医・専門医の不足は、地方大学によくある現象とは思っておりますが、
多くの検体を迅速かつ正確に診断するために、優秀な人材を求めております。
なお、気軽に問い合わせていただくため、本ホームページのみで募集しています。
2)募集職位
講師 1名
3)応募者の資格要件
・年齢: 30-50歳
・病理専門医、細胞診専門医、分子病理専門医の全資格
・医学博士学位
・英文論文(主著者の原著)3編以上
・科学研究費の習得経験
・腫瘍性疾患のみならず、糸球体腎炎、間質性肺炎、神経変性疾患などの非腫瘍性
疾患を含めた多様な疾患の病理診断に独自に対応できること
4)スタッフの構成
現教授退任後は、5年以上経験のある病理専門医は3名(准教授1名、助教2名)
になります。助教2名はいずれも若く、十分な経験を持っておらず、幅広い分野
で病理診断を責任を持って行える専門医が足りておりません。
一方、現在5名の専攻医が所属しており、来年も1名入局予定です。ただし、学内の
病理解剖数が1桁の状態で、専門医試験資格の要件を満たせずにおります。
なお、分子病理学教室は基礎医学講座であり、附属病院の病理診断の担当はされて
いません。
5)病理診断業務について
学内の病理検体数 (2024年)
*組織診断:10934件
*細胞診断:10362件
*病理解剖:6件
*保険医療機関間の連携による病理診断:1242件
当科は、診療報酬において病理診断管理加算2を算定しており、さらに、
「保険医療機関間の連携による病理診断」を行っているため、7年以上の経験を
持つ病理医と5年以上の経験を持つ病理医の専属が必要で、さらに全ての症例
について、5年以上の経験を持つ専門医2名のサインアウトができる環境を構成
する必要があります。
6)その他の業務について
*研究は、研究分野を問いませんので、自由に行うことができます。
和医大は研究色の強い大学ですので、他教室との研究は行い易い環境です。
*教育は、臨床講座として病理診断学講義22コマ、ポリクリ隔週および大学院
講義(修士6コマ・博士4コマ)の担当をお願いします。大学院の講義は、講師
以上の職位のものが行うことが義務化されています。
7)教室の雰囲気
全員が診断・研究・教育業務に忙殺されていますが、それぞれまじめに全力を
尽くしています。若い先生同士はお互いに助け合っています。また、専攻医も
指導医に対して意見が言いやすい雰囲気です。
着情報連絡先
和歌山県立医科大学・人体病理学教室(病理診断科)
〒641-8509 和歌山市紀三井寺811番地1
Tel.: 073-441-0635 (教室直通) Fax.: 073-444-5777
E-mail; 教室代表 w-hupath@wakayama-med.ac.jp