このたび、和歌山県立医科大学人体病理学講座教授を拝命いたしました。覚道健一、村田晋一先生をはじめとする本講座の前任の先生方が築いてきた、大学・大学病院の臨床系病理学講座に求められる、教育、研究への熱意と病理診断能力の向上への飽くなき取り組みを引き継ぎ、これまでの先生方が培われてきた自由な発想、理念を大切にしながら、新たな視点や取り組みを取り入れ、さらなる教室の発展を目指してまいります。
教育面では、次世代の医師・研究者の育成を重要な使命と考えております。学部学生への教育はもとより、若手医師や大学院生に対しても、一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を行い、病理学の魅力と重要性を伝えながら、人材育成に尽力してまいります。
研究面では、日常診療で得られる豊富な臨床材料を活用し、病理組織学的所見と臨床所見、さらにはDNAやRNAなどの分子病理学的解析結果を統合した研究を推進してまいります。疾患の本態解明や新たな組織型、疾患概念の提唱から診断・治療法の開発につながる研究成果を発信し、医学の発展に貢献したいと考えております。
病理診断は、近年長足の進歩を遂げた分子病理学的知見の集積により、組織分類や組織評価項目が頻繁に改訂されるようになっていますが、我々は日々深化する病理診断に対応し、質の高い病理診断を通じて臨床各科との連携をさらに強化し、患者さんに最適な医療を提供できるよう努めてまいります。また、大学病院のみならず地域医療機関との協力関係を深め、病理学の立場から和歌山県の地域医療の質の向上と発展に貢献してまいります。
今後も教育、研究、診療の三本柱を大切にしながら、本学ならびに地域社会の発展に尽力してまいります。皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
人体病理学教室/病理診断科 教授
小島 史好

第一代教授![]() 岡野錦弥先生 昭和32年7月〜昭和35年3月 |
第二代教授![]() 嶋崎昌義先生 昭和35年4月〜昭和42年3月 |
第三代教授![]() 永井清和先生 昭和42年9月〜昭和54年6月 |
第四代教授![]() 斉藤晃治先生 昭和55年2月〜平成元年7月 |
第五代教授![]() 覚道健一先生 平成2年〜平成23年3月 |
第六代教授![]() 村田晋一先生 平成24年2月〜令和8年3月 |
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